国家知識産権局、《知的財産権による強国建設要綱(2021～2035年) 》を発表

2021年9月30日、国務院報道弁公室は、「知的財産権による強国建設のための新たな道を全力を尽くして切り開こう」をテーマとした記者会見を行い、《知的財産権による強国建設要綱(2021～2035年) 》を発表した。

発展の目標の面では、同《要綱》は知的財産権による強国建設に係わる2つの具体的な目標を確立した。

第一の目標として、2025年までに、知的財産権による強国建設が著しい成果を収め、知的財産権の保護がより厳しくなり、社会での満足度が高い水準に達し、かつ維持され、知的財産権の市場価値がより一層はっきりとなること；

第二の目標として、2035年までに、中国における知的財産権の総合的競争力が世界上位に入り、知的財産権制度?システムが完備され、知的財産権がイノベーションと起業の活発な発展を促進し、社会全体の知的財産権文化の自覚がほぼ形成されること。

重点任務の面では、同《要綱》は6項の重点を明確にしている。即ち、

第一に、社会主義近代化に向けた知的財産権制度を建てること；

第二に、世界一流のビジネス環境を支える知的財産権保護体系を作り上げること；

第三に、イノベーションの発展を励ます知的財産権市場の運営メカニズムを構築すること；

第四に、国民に便宜を与える知的財産権公共サービス体系を作り上げること；

第五に、知的財産権の質の高い発展を促進する人文社会環境を創ること；

第六に、世界における知的財産権のガバナンスに深く参与すること；

組織?保障の面では、同《要綱》は三つの面での保障をしっかり行うことを強調している。即ち、

第一に、組織の指導力を強化すること；

第二に、条件の保障を強化し、中央と地方の財政投入保障制度を完備させること；

第三に、考課評価を強化させること。