山奥の子どもたちのために
山奥の子どもたちのために
——北京三友知識産権代理有限公司の貧困扶助現場ルポルタージュ
(知識産権報より転載)
「中心小の児童寮の修繕工事が始まりました!」 先日、大きな喜ばしい知らせが湖南省桑植県廖家村鎮のそれまでの静寂を破った。親たちは走り回って互いに知らせ合い、子どもたちは歓声をあげて跳び上がって喜び、まるで新年を迎えたかのように祝った。作業員のおじさんたちが残業して汗まみれになって工事をしているのを見て、立派で綺麗な寮が間もなく竣工してお目見えすることを待ち望みながら、自分たちが住んで勉強をする環境がより安全で快適になることを考えて……全校の500余名の児童たちは喜びに顔をほころばせた。
それまでの間、親たちは、心を留め、人を留め、安心して学業を修められ、もう学校から逃げたり退学したりしなくてもよいようなよい学業の環境を子どもたちが得られることを長い間待ちに待ち望んできた。また、子どもたちも、いつか都会の児童のように太陽の光と雨露を受けながらよい教育を受けられる日が来ることを長い間待ちに待ちわびてきた。しかし、大きな山に隔てられ、発展から取り残され、資力にも欠乏していたことで、雨漏りがして隙間風が吹き、配線が老朽化し、手すりも破損した古い寮舎は、なかなか修繕されることはなかった。学校の責任者と教師たちは、このことに頭と心を痛め、寮に住む児童の安否が一晩中心配でなかった。
しかし、山が重なり、川が入り組んで、道もなく、もうだめかと思ったところを進んでいると、急に道が開けて、柳が茂り、花の咲き乱れる桃源郷のような村がすぐそこにあったというように、行き詰って絶望的な環境に置かれても諦めないでいれば、苦境は乗り越えられ道は開かれるものなのだろう。大人と子どもの不安、焦り、期待の中で、北京三友知識産権代理有限公司によって全費用12万8000元が寄付された寮舎修繕工事が本格的に開始され、その2ヶ月後、全校の児童は、安全で綺麗で快適な寮に暮らすことができるようになった。みんな興奮して感激するのも無理はない。
北京三友知識産権代理有限公司は、中国で最初の民営特許代理機関で、貧困な地域や被災地の人々に義捐金と支援物資を寄付する慈善活動をこれまで何度も行ってきており、よい評判と社会的知名度を確立している。「人を困難や危険から助けることは中華民族の伝統的美徳であり、企業が成長と利益を困難な人々と分かつことこそ公平と正義にかなうことです。山奥の子どもたちの学業への夢を助けることは、道義上辞することのできない社会的責任です」――北京三友知識産権代理有限公司の創業者李強会長の抑揚の効いた力強い声が会議室に長く響き渡った。彼女の指導と主導の下、北京三友知識産権代理有限公司の幹部たちは、中華全国特許代理人協会の呼びかけに積極的に応えて、「貧困の扶助は知の扶助から、子どもたちに決して辛い思いをさせないように」というコンセンサスを速やかに形成し、行政経費を圧縮して、山郷の子どもたちが困難を乗り切れるように助けるための出資をすることを全員一致決定した。
出所:知識産権報社