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コラム
「量的増加」から「質的向上」へ:中国知的財産保護、新たな段階へ

2025/9/25 16:35:59

国家知識産権局は、特許の治理と保護を全面的に強化し、知的財産権を「量的増加」から「質的向上」へ転換することを推進している。根本から、異常な出願を厳しく規制するとともに、審査指導サービス案例データベースを構築し、イノベーション主体及び代理機構による出願の品質を向上させている。重点分野では、審査周期が2017年の22ヵ月から2024年の15.5ヶ月に短縮され、世界最速水準に達した。人工知能(AI)、次世代通信などの産業では、柔軟性とフレックスがより一層重視されている。

保護の面では、届出企業が累計16万社を超え、そのうち、外資系企業が9000社に近く、内外資への同等の保護が確保されている。海外では、63ヵ所の保護センターが設けられ、337調査、越境ECトラブルなどの困っていることに焦点を当て、モニタリング?早期警戒、対応指導を提供している。

審査メカニズムの最適化が持続的に進められ、拒絶査定不服審判及び無効審判案件の周期が著しく短縮され、無効審判案件の場合は10年連続で6ヶ月以内にキープされ、2025年の上半期における特許審査結審の正確率は95.5%に達した。

重点産業による突破と支持を目指し、国は人工知能(AI)産業の発展ニーズに焦点を当て、『特許審査指南』の改訂は、3回連続で人工知能(AI)に焦点を当て、進歩性の審査基準を明確化するとともに、倫理及び「ブラックボックス」問題に対する審査ルールを導入した。審理方式のイノベーションを進め、現場審理、遠隔審理、巡回審理、共同審理というように多角的に対応している。

また、さらに、ビッグモデル技術を審査補助に応用し、対比?検索効率の向上を図っている。

全体を見ると、中国では、「高品質、高効率、フルチェーン、国際化」的な知的財産保護の新たな構図が形成されており、科学技術の自立自強及び産業競争力の向上に堅実なサポートを提供している。