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コラム
10年間の間に知的財産案件20万件を審理、北京知識産権法院が質の高い司法業績を示し

2025/12/26 17:05:35

備考:本文中の図表?添付図は何れも「北京知識産権法院における10年間裁判作業白書」より

近日、北京知識産権法院は2014年11月から2024年10月までの10年間の裁判データを公布した。10年間の間に、同法院は案件計201984件を受理し、195506件を完結した。案件処理件数は安定的に増加し、裁判の質と効率は継続的に向上している。

一、案件類型の分布において

行政案件と民事案件は北京知識産権法院の裁判作業の中心となっている。10年間の間に、行政案件計149486件を受理し、案件受理総数の74.01%を占め、年平均増加率は14.85%であり、144186件を完結し、案件結審総数の73.75%を占め、年平均増加率は25.62%に達した。同期間に民事案件計52498件を受理し、案件受理総数の25.99%を占め、年平均増加率は11.64%であり、51320件を完結し、案件結審総数の26.25%を占め、年平均増加率は20.36%である。

二、審級構成から分析すると、

第一審案件が主導的な地位を占め、第二審案件は権利救済に焦点を当てている。10年間の間に、同法院は第一審案件計164871件を受理し、受理総数の81.63%を占め、そのうち、行政第一審案件は149440件で、第一審受理件数の90.64%を占め、民事第一審案件は15431件で、9.36%を占めている。第一審案件計158999件を完結し、結審総数の81.33%を占め、そのうち、行政第一審案件計144146件、民事第一審案件計14853件を完結し、結審の割合は90.66%、9.34%となっている。

第二審案件(管轄関連案件を含む)計36677件を受理し、受理総数の18.16%を占め、そのうち、行政第二審案件はわずか20件で、0.05%を占め、民事第二審案件は36657件で、第二審案件受理件数の99.95%を占め、第二審手続きは民事知的財産権権利救済のための重要なルートとなっている。第二審案件(管轄関連案件を含む)計36084件を完結し、結審総数の18.46%を占め、そのうち、行政第二審案件計19件、民事第二審案件計36065件を完結し、結審の割合は0.05%、99.95%となっている。特別手続き、国家賠償などその他の案件の割合は1%未満で、裁判リソースの配置がより集中的になっている。

三、知的財産権の権利の類型別に分けると、

商標案件、特許案件、著作権案件及び競争関連案件が主な案件群を構成している。商標案件の件数が首位を占め、10年間の間に計137435件を受理し、案件受理総数の68.04%を占め、年平均増加率は16.27%であり、第一審案件計134650件、第二審案件計2756件であり、132820件を完結し、案件結審総数の67.94%を占め、年平均増加率は25.43%であり、第一審案件計130155件、第二審案件計2638件を完結した。

特許案件計21976件を受理し、10.88%を占め、年平均増加率は5.24%であり、第一審案件は21942件で、99.85%を占め、第二審案件は28件で、主に授権?権利確定の分野に集中している。特許案件計20874件を完結し、結審案件総数の10.68%を占め、年平均増加率は22.80%であり、そのうち、第一審結審率も同様に99.85%と高く、20843件があり、第二審案件計25件を完結し、該種類の案件結審件数の0.12%を占めている。

著作権案件計37139件を受理(36696件結審)し、18.39%を占め、年平均増加率は13.20%であり、そのうち、第一審案件は7101件、第二審案件は29880件である。

競争関連案件(不正競争防止、独占禁止などを含む)計3767件を受理(3503件結審)し、1.86%を占め、年平均増加率は10.48%であり、第一審案件計627件を受理(562件結審)し、第二審案件計3130件を受理(2933件結審)し、第一審?第二審結審の割合はそれぞれ16.04%、83.73%であり、市場競争行為の複雑さと権利救済への専門的ニーズが反映されている。

四、細分化された案件事由データから見ると、

知的財産権の授権?権利確定案件は行政審理の中心となっている。特許案件のうち、授権?権利確定行政案件は65.99%を占め、そのうち、特許案件は7822件(拒絶査定不服審判案件3615件、無効審判案件4207件)で、7431件を完結し、実用新案特許案件は4408件(拒絶査定不服審判案件410件、無効審判案件3998件)で、4129件を完結し、意匠特許案件は2273件(拒絶査定不服審判案件43件、無効審判案件2230件)で、2153件を完結し、これらの案件は主に拒絶査定不服審判及び無効審判などの手続的係争に集中している。

商標案件のうち、授権?権利確定行政案件は132989件(128600件審結)で、割合が96.77%と高く、拒絶査定不服審判案件79712件(77651件審結)、異議申立/不登録不服審判案件3354件(3210件審結)、無効審判案件35159件(33488件審結)、取消不服審判案件14764件(14251件審結)を含み、審結された商標行政案件のうち、被訟行政裁決を取り消した案件は29117件である。商標民事案件は3117件(2951件審結)で、商標案件審結件数の2.22%を占めている。

著作権案件のうち、コンピュータ?ソフトウェア著作権案件は5891件(5651件審結)で、その他の著作権案件は31248件(31045件審結)で、割合はそれぞれ84.14%、15.86%であり、案件の類型はデジタル経済の発展の傾向と高度に合致している。

受理された特許案件の産業分布から見ると、新世代情報技術に係わる案件は7.7%を占め、高級機械製造産業は5.6%、デジタルクリエイティブ産業は3.9%、省エネ?環境保護産業は2.5%、新材料は2.4%、新エネルギーは2.0%、バイオ産業は1.9%である。また、10年間の間に、北京知識産権法院は渉外知的財産案件計36201件を審理し、17.92%を占め、当事者は世界五大洲の100以上の国や地域に及んでいる。

10年間のデータは、裁判作業の着実な推進を記録したばかりでなく、司法がイノベーションを守り、ビジネス環境を最適化する上での重要な力も示している。