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ニュースレター
202310

ニュースダイジェスト

2023年10月号

1、 三友が代理した「aotomechanika」商標異議申立案件が勝訴

2、 【together、together forever(在一起,再一起)】共に秋実を収穫する約束へ赴く~三友37歳の誕生日を祝う

3、三友は、「RCEP枠組みにおける知的財産権の布石」シンポジウムを成功裏に開催


1、三友が代理した「aotomechanika」商標異議申立案件が勝訴

三友顧客:フランクフルト展覧有限公司

審理機関:国家知識産権局商標局

審判の結果:異議対象商標を不登録

案件の概要:

フランクフルト社(以下、異議申立人という。)は2021年9月3日に、本件の被異議申立人の初歩査定され、公報掲載された「aotomechanika」商標に対して異議申立を行った。異議対象商標は、第12類の「自動車用ショックアブソーバー、自動車の車輪用ハブ、自動車用シャシー」などの指定商品に使用されている。


審理の経緯:

審理を経て、被異議申立人は前後に渡って多数の区分の商品において120件余りの商標を出願登録し、主に第7類、第11類、第12類などの自動車部品に関連する複数の区分に係わる。異議対象商標のほかに、韓国Kia自動車ブランド「KIA」、米国紳士服ブランド「Thom Browne」、ドイツの精密機械?電気工学ブランド「BOSCH」など、他社の先使用商標も含まれる。

被異議申立人は、異なる区分において他人のブランドと同一または高度に類似する商標を大量に出願登録し、かつ、そのうちの多くの商標は、他人の先行商標と同一または類似するために、商標局によって拒絶された、または異議申立手続きにおいて登録しないとされた。

そのうちの一部の商標は他人によって無効審判を請求され、商標評審委員会も案件の審理において被異議申立人が大量の商標を出願登録したことには、他人のブランドを利用して不正競争を行う、または不法な利益を得ようとする意図があり、被異議申立人の行為が正常な商標登録管理を乱し、公平競争の市場秩序を損なう恐れがあると認定した。

被異議申立人は個人として、その出願登録した商標の数、区分は明らかに市場主体の正常な需要を超えており、かつ、他人が先に使用し、識別性の強い商標と完全に同一する商標がたくさんある。本件において、異議対象商標と異議申立人が先に使用し、かつ一定の独創性のある「 」との間にはたった一つのアルファベットの差しかなく、被異議申立人は異議対象商標がその独立して創作?完成したことを立証できなかった、またはその設計アイデアの出所を説明できず、その他人のブランドを大量に剽窃し、模倣する行為に対して合理的な解釈と説明もしなかったため、その登録意図は正当とは言い難い。中国《商標法》第7条、第30条、第35条の規定に基づき、異議対象商標につき登録をしないとする。


典型的な意義:

本件は比較的典型的な非正常な出願に該当している。被異議申立人及びその関連会社によって先取り登録された商標は全て中国の公衆によく知られている著名ブランドではなく、そのうちの多くは、まだ高度の知名度に達していない商標または新興ブランドである。被異議申立人の先取り登録行為には一定の隠蔽性があるが、被異議申立人の出願登録した商標と他人が先に使用し、かつ識別性の強い多数の商標と完全に同一し、または高度に類似しており、その数もかなり多く、類似度がかなり高い。

商標局の異議申立手続部門は審理において、案件の審理結論を対応付けるなどの方法によって、一貫して悪意のある出願人を適時に発見し、商標の悪意先取り登録行為及び登録貯め行為の取締りに力を入れた。


2、【together、together forever(在一起,再一起)】共に秋実を収穫する約束へ赴く~三友37歳の誕生日を祝う

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10月8日、三友は37周年の誕生日を迎え、各地にいる三友人が一堂に会し、オンラインとオフライン形式でこの時を見守った。今回の式典は、「together、together forever」(在一起,再一起)をテーマに開催され、三友人は文芸ショー、温かい祝福、楽しいゲームなどを行って、自分だけの祝日を過ごした。

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三友の創始者/三友IPグループ会長――李強氏

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三友の代表取締役――李輝氏

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三友の総経理――党暁林氏

三友は、1986年に創設して以来、37年を歩んだ。この期間中、三友は知的財産業界が次第に壮大していく歩みを見守った。今となって、知的財産業界は企業の革新と質の高い発展を保障する重要な力となっている。三友は、優れた管理経験と企業文化を伝承すると同時に、科学技術の力を借りて管理レベルを高めることも重視している。近年、三友は情報管理システムを構築、整備し続け、データの駆動を受け、精密化した管理を実現している。そして、オンライン学習プラットフォームを導入し、多様化したトレーニングと学習の資源を同時に提供することができ、6G、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、新エネなどの技術の建設?発展のために大量の専利代理の人材を備蓄し、育成した。

各クラスの指導層並びに各業界協会に感謝し、クライアント全員及び友人達に恩返しする気持ちを込めて、三友はまさにご信頼とご支援を得たからこそ、絶えず成長し、強くなってきたのである。今後も努力を続け、サービスレベルを絶えずに向上させ、より質の高い製品とサービスを提供していく所存である。

ご恩を忘れず、未来に向けて、ウィン?ウィン!

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3、 三友は、「RCEP枠組みにおける知的財産権の布石」シンポジウムを成功裏に開催

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今回のシンポジウムは、北京市知識産権局の支援の元、北京三友知識産権代理有限公司及び首都知識産権サービス業協会が共同で主催したものである。中国企業が地域的な包括的経済連携(RCEP)協定における知的財産権の関連条項に対する深い理解と活用に協力し、各締約国における知的財産権制度と法律実践を理解し、「一帯一路」知的財産権交流を促進することを旨とする。

会議は、北京三友知識産権代理有限公司の代表取締役の李輝氏が司会を務め、首都知識産権サービス業協会の党委員会書記兼常務副会長の高永懿氏が出席し、挨拶し、各分野からの従業者120人余りがオンラインとオフライン形式で会議に参加した。

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李輝氏

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高永懿氏

同シンポジウムは、中国、日本、韓国、シンガポールの4つの国の著名企業のベテラン代理人を招き、それぞれ、韓国における中国企業の専利出願及び保護、日本の特許制度の概要及び中国企業の特許出願時の留意点、ブランドのグローバル化の過程における商標実務、シンガポールにおける中国企業の専利出願の保護に対する重点提示、RCEP枠組みにおける知的財産権の布石という5つのテーマを巡って講演と討論を行った。

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講演ゲスト記念写真

今回のシンポジウムは、多くの企業のために、RCEP枠組みにおける知的財産権関連条項を深く理解するためのプラットフォームを構築し、世界範囲における企業の知的財産権の布石と権益の運用のために貴重な指導を提供し、会議の参加者達との間に友好交流を実現している。