▎1986年

特許代理人‐李強は、三友専利事務所を起業し、知的財産業界の志ある人々とともに、イノベーションと保護をつなぐ橋を架けて、発明者が特許による保護を申請する道で泥濘や凹凸に遭うことがないようにしました。

▎2018年

李強の率いる三友の社会貢献チームは、国家知識産権局貧困者扶助事務局の指導の下、湖南省桑植県の山岳地帯で多くの橋の建設を支援してきました。これらの橋は、山奥の子どもたちが学校に行くために必ず通らなければならない道であり、貧しい山里の村人たちが外に出て仕事をするためにも避けては通れない道です。一つの橋によってつながれるものは貧困であり、通じるもう一つのものは希望でした。

▎湖南省桑植県は、赤い光芒が眩く煌めいたところです。

この地は、賀竜元帥のふるさとで、紅軍の長征出発地の一つです。

この地では、山河が青々として、薄い霧に包まれ、白い鳥が翡翠色の水面をかすめて密林の中へと消えていきます。

この地では、天険の絶壁が壮観雄大で、石林の深いところに青田があり、炊煙が立ち上っています。

この地では、土家脚楼が青い山の峡谷に点在し、民族情緒がそのままに残されています。

けれども、本当にここで暮らしている人々だけが知っています。これらの美しさの裏にどんな貧困が隠されているかを。

この地は、国家級貧困県とされています。

2017年、「各界の力を集め連携して貧困扶助に参画しよう」という国家知識産権局の呼びかけの下、三友知識産権グループの会長‐李強は、国家知識産権局貧困者扶助事務局の指導に随行して桑植県の二戸田村、倉関峪村へ現地視察に赴きました。

 民心橋 

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 民心橋 

甘溪橋は、村集団の200数名が外に出るための唯一の道ですが、崩落が激しく、橋の両端に木の板を無理に使って渡してあって、村人たちが渡るときは安全でなく非常に危険でした。村の資金も不足していたため、この橋は、ずっと修復や再建がされることはありませんでした。

李強は、現場を視察して事情を了解すると、その場で、この橋を再建するため村人たちに資金援助を表明しました。

再建された甘溪橋は、村人たちが橋を渡るときの安全を確保することができるだけでなく、さらに、耐荷重力も強化されたので、小さな自動車も通行できるようになりました。この橋によって最も現実の最も必要な問題が解決された、れんがや瓦の一つ一つに三友の村人へのいたわりが感じられる、と村人は語りました。

 求知橋 

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倉関峪小学校にいる80数名の児童は村の希望ですが、彼らは、毎日の登校‐下校の際に必ず入口の小さな橋を渡らなければなりません。この橋は、水に洗われること10数年もの歳月を経て、橋脚に次第に空洞ができて、欄干にひび割れを生じ、子どもたちの求学の道はこんなにも危険なものになっていました。

貧困の扶助は知の扶助からとして、学校教育と子どもたちの衣食を常に重視する李強は、真っ先にこの橋を選んで即刻再建するよう求めました。

三友の力強い支援の下、この橋は撤去され、再建工事に入りました。

工事のため、子どもたちは、学校に行くとき非常に遠い回り道をしなければならなくなりましたが、彼らの目は、毎日変化してゆくこの橋を見るたびに元気にあふれていました。それは、彼らの求知橋が修復されていき、希望の道が舗装されていく光景でした。

 愛心橋 

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小さな川が静かになったときは、サラサラと澄みきった流れの上を村人たちは石を踏んで気軽に川を渡ることができ、子どもたちも川辺で遊びたわむれることができます。

しかし、雨季になると、小さな川も凶暴に豹変し、子どもたちは言うに及ばず、大人たちも歩いて川を渡ろうとはせず、外へ学校に行く道、外へ仕事に行く道は、徹底的に寸断されてしまっていました。

三友知識産権グループの会長‐李強は、事情を了解すると、三友が甘溪橋と小学校の橋の再建を支援した上で引き続きこの生活橋の建設を援助して、辺鄙な山間部の交通の最後の1キロを通すために微力を尽くしたい旨をその場で申し出ました。

喜ばしいことに、この橋は、工事の進捗も速かったため、現在では既にほぼ竣工しています。今年の元旦が来たときには、ここの村人たちと子どもたちは、ずっしりと重い新年のプレゼント——民心橋、求知橋、愛心橋の各1基を受け取ることができるでしょう！